2010年12月12日日曜日

File: 0024「キング・クリムゾン(ポセイドンのめざめ〜初期3部作)」

In the Wake of Poseidon/King Crimson
さて、みんな大好きキング・クリムゾンです。
まずは、2ndアルバム『ポセイドンのめざめ』(1970)。
左側の1st『クリムゾン・キングの宮殿』があまりに有名なため、一般的には認知度の低いこの2ndだけど、ジャケ的によくよく眺めてみると、なんだかすごい、ファンタジック!可笑しすぎる(笑)。

Wikiを見てみると、アルバムタイトルのIn the Wake of Poseidonの「in the wake of」は、「目覚め」ではなく、「ポセイドンの跡を追って」、「ポセイドンに続いて」程度の意味のようで、長く親しまれたこの邦題は誤訳であるため、CD化以降は原題をそのままタイトルとすることが多くなったそうです。

なお、wakeには「通夜」、「徹夜祭」という意味もあり、「ポセイドンの航跡の後に」という意と「ポセイドン徹夜祭」という意のダブル・ミーニングととることも可能だとか。
しかし我々の世代(リアルタイムではないけど)や更に上の世代の方々からすると
1stの『クリムゾン・キングの宮殿』(1969)
 とともに、この邦題に馴染んでおられると思います。

そこで忘れてはならないのが3rdの『リザード/LIZARD』(1970)
この初期3作は”THE FIRST THREE”としてまとめて売られるなど、3部作だと言われていますね。
このリザード、ジャケのデザインが素晴らしい。
ケルト調の奇妙な味の王朝絵巻といったところ。
まぁそれにしても『クリムゾン・キングの宮殿』に『ポセイドンのめざめ(ここではこれ)』『奇妙な王朝』となんともファンタジック。好きです。
時間のある時にじっくり鑑賞するもよし、まるで一本の映画を観るような、ファンタジックな情景が浮かぶ構成にはクラシック音楽として認識される数多のものの現代版とでも申しましょうか。素晴らしい。
彼の黒沢明が「芸術とは職人技を越えたところにある」と語ったようにまさに芸術です。

King Crimsonは毎回言ってるかもしれませんがエイドリアン・ブリューが入ってからあたりも好きです。
が、別物ですね。
10年以上前だと思うけど大宮ソニックシティーでのコンサートを観に行きましたね、そういえば。
かなりノリノリで大興奮した覚えがあります。

ご清読ありがとうございました。

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