2010年12月21日火曜日

File: 0025「エロについて」

Play That Funky Music / Wild Cherry


SEX & DRAG & ROCK'N'ROLL
などと申しますが、ロックに限らず、表現手段としての性を刺激するモチーフで
視覚的にアピールする数多のアルバムジャケット。

Plastic Dreams / Modern Jazz Quartet
これは、

なんともキュートな。


そしてこれは、

ご存知、『もっこりマン』です。

アンディー・ウォーホル
このセンスはふつうじゃないよ。
Sticky Fingers / The Rolling Stones






Blind Faith / Blind Faith
はうっ!

これは今の時代出せませんね。
あどけない少女(らしき)に黄金のジェット機(イチモツ?)持たせて全裸て。
別にロリコンじゃないけどね。好きです、このジャケット。

これもまた強烈
Amorica / The Black Crowes

あ、これを忘れていた。

高校生の時買う時ドキドキしたおぼえがあるこれは、今見てもかっこいい。ギターのシャケのセンスなんだろうなぁ、、洋楽のジャケみたい。
LESSON 1 / RED WARRIORS

でも、エロの定義はいろいろあってしかるべきなのですね、やっぱり。

マドンナとかプリンスみたいに明らかに性を売り物にしてるジャケも個人的には
気持ちがイイ、というか、やるならここまで突き抜けてほしい。
Dirty Mind / Prince




エロというかSEXYくらいのがいいのかな、デザイン的にはインパクトがあってできれば気が効いてるのがエロでグーなアルバムです。
こんなのとか。
New Riders Of The Purple Sage
こんなのとか、
Revel:Bolero / Charles_Dutoit: Montreal Symphony Orches


ちょっとドキドキしたい、といったところでしょうか。
飾りたくなるじゃないですか〜?!

一瞬で目を引くんだけどちょっとはずかしい…
それは深層心理のエロティシズムの琴線に触れ、根源的な欲望に直結する
優美な創造物だけが持つ清々しさ。
と、偉そうに御託宣を並べてるほど高尚なものじゃありません。

まぁ、エロはまた機会があれば第二弾がありそうなので、ここはさておき、

ジャケット自慢大会のこのブログも更新頻度を考えると今年最後になるかもしれないので、
今年(2010)の CDアワード

ジャン♪ 

The_Suburbs / Arcade Fire

ジャケはそうでもないけど、中身。
デザインもまた、ロックのスタンダードになってゆくであろう一枚です。
お見知り置きの程。

あと個人的なお気に入り&蔵出し「かわいーの」
チャットモンチー
Not Too Late / Norah Jones
こんなところです。


2010年12月の時点で私のiTunesはこんな感じになっています。《画像クリックで拡大》
今年もいろいろありました。
来年はもっといろいろありそうな予感が…

では良いお年を、
ゆく2010年を惜しみつつ、ひきつづき素敵な時間をお過ごしくださいませ。

2010年12月12日日曜日

File: 0024「キング・クリムゾン(ポセイドンのめざめ〜初期3部作)」

In the Wake of Poseidon/King Crimson
さて、みんな大好きキング・クリムゾンです。
まずは、2ndアルバム『ポセイドンのめざめ』(1970)。
左側の1st『クリムゾン・キングの宮殿』があまりに有名なため、一般的には認知度の低いこの2ndだけど、ジャケ的によくよく眺めてみると、なんだかすごい、ファンタジック!可笑しすぎる(笑)。

Wikiを見てみると、アルバムタイトルのIn the Wake of Poseidonの「in the wake of」は、「目覚め」ではなく、「ポセイドンの跡を追って」、「ポセイドンに続いて」程度の意味のようで、長く親しまれたこの邦題は誤訳であるため、CD化以降は原題をそのままタイトルとすることが多くなったそうです。

なお、wakeには「通夜」、「徹夜祭」という意味もあり、「ポセイドンの航跡の後に」という意と「ポセイドン徹夜祭」という意のダブル・ミーニングととることも可能だとか。
しかし我々の世代(リアルタイムではないけど)や更に上の世代の方々からすると
1stの『クリムゾン・キングの宮殿』(1969)
 とともに、この邦題に馴染んでおられると思います。

そこで忘れてはならないのが3rdの『リザード/LIZARD』(1970)
この初期3作は”THE FIRST THREE”としてまとめて売られるなど、3部作だと言われていますね。
このリザード、ジャケのデザインが素晴らしい。
ケルト調の奇妙な味の王朝絵巻といったところ。
まぁそれにしても『クリムゾン・キングの宮殿』に『ポセイドンのめざめ(ここではこれ)』『奇妙な王朝』となんともファンタジック。好きです。
時間のある時にじっくり鑑賞するもよし、まるで一本の映画を観るような、ファンタジックな情景が浮かぶ構成にはクラシック音楽として認識される数多のものの現代版とでも申しましょうか。素晴らしい。
彼の黒沢明が「芸術とは職人技を越えたところにある」と語ったようにまさに芸術です。

King Crimsonは毎回言ってるかもしれませんがエイドリアン・ブリューが入ってからあたりも好きです。
が、別物ですね。
10年以上前だと思うけど大宮ソニックシティーでのコンサートを観に行きましたね、そういえば。
かなりノリノリで大興奮した覚えがあります。

ご清読ありがとうございました。